こんにちは、吉岡てんぱです。
以前、Twitterで現役美容師が
美容院にパーカーを着てくるのはやめて!
とツイートしてバズっていましたが、中には
「今までパーカーを着て行って迷惑がられたことはない」
「美容院に行くときの服装なんて客の自由でしょ」
といったリプライも見かけました。
しかしこのときニット好きな私が思ったのは、

ということ。
そこで本日は元美容師のAVYとともに、
- 美容師が(実は)迷惑に感じている服装
- 美容院に行くときにおすすめの服装
についてまとめました。
美容師が少しでも気持ちよく(機嫌よく)施術ができるよう、協力していきましょう。
【迷惑度高め】美容院にタートルネックを着ていくといろいろ困る
ではまず、私が感じた疑問から解消していきましょう。






迷惑にならないタートルネック
- 内側に折り込める厚み(厚すぎてボリュームのあるタートルネックはNG)
- カラーやパーマの予定があるなら濃色のタートルネック
- ケープ内に収まるサイズ感のタートルネック(オーバーサイズはNG)
私たちは”お客さま”ではありますが、やはり美容師の邪魔になる行為・服装は避けたいもの。

美容師が迷惑に感じる客の服装は他にもある!
タートルネックを美容院に着ていっても、折り曲げる等すれば作業の邪魔にはならないと知りすっきりしましたが、今回話題になったパーカーをはじめ、美容師の作業の迷惑になる服装がいくつかあるようなのでピックアップしてみました。
基本的に、自分が髪を切ったり巻いたり染めたりする時をイメージしてみるといいと思います。
「あ、これは邪魔になるな」
「これだと服に薬剤がつくかも…」
そんな不安が浮かんだ服は美容院には不向きです。
絶対禁止の服はない
今回ご紹介する「迷惑な服装」に該当しても、入店拒否等の対応をされることは基本的にありません。
美容院前後の予定によって「迷惑な服装」に該当する服を着ざるを得ない場合は、美容師の要望(襟を折りこんでほしい・上着を脱いでほしいなど)を聞き”嫌な顔をせず”対応しましょう。
迷惑な服装1.パーカー
先日ツイッターで話題になったパーカーはやはりどんな美容師に聞いても「迷惑!」と感じているようです。
パーカーはフードがあるので肩回りにどうしてもボリュームが出てしまうため邪魔になりがち。
ショートヘアだと襟足のカットがしづらくなり、ロングヘアだとフードのボリュームで髪の長さが均等になりにくくなり、男女問わずフード付きパーカーは避けた方がよさげです。
また、シャンプー台に寝るときなどもいちいち気にしなければならないので、かなり美容師の負担になっているようなのでパーカーを来て美容院肉のは避けたいですね。
迷惑な服装2.ハイブランドの服
ハイブランドの服の何が迷惑なの!?と思う方もいるかもしれませんが、ハイブランドの服はやはり何かあったときの保証等考えるとビビってしまう美容師も一定数います。
つい先日も美容院でアシスタントとして働き始めたばかりの友人が、
「ハイブランドの洋服を着てきたお客さんがいてかなり気を遣ったんよー、普段普通にできることも妙に緊張してしまって疲れちゃった」
とこぼしていました。
美容院は普段通りの格好で行くのがベスト。

迷惑な服装3.露出の多いセクシーすぎる服
女性のセクシーすぎる服装は、男性スタッフが困るという話は美容師あるあるです。
特に、
- 肩がしっかり出ている服
- 胸元が開いた服
- 極端なミニスカート
なんかは、目線等にも気を遣わなければならず少々面倒です。
中には美容師に「いやらしい目で見られた」とSNSで拡散するお客様も。
美容院では座ったり立ったり、シャンプー台で寝転がったり、いろいろな移動・姿勢をお願いせざるを得ません。

迷惑な服装4.白い服
美容院はきれいになる場所。
ついつい服装も気合が入ってしまいがちですが、白い服(特に襟つきのシャツ)は避けた方が無難。
カラー剤はパーマ液はもちろん、中にはシャンプー・トリートメントが付着することでシミになったら…と不安になる美容師もいます。
美容院での薬剤は普通の洗濯では落ちにくいものも多いので、極力濃色の服を選びましょう。
迷惑な服装5.もこもこニット
冬になるとふわふわでモコモコとしたかわいらしいニットを着て美容院に行く人も増えますよね。
しかしこのふわふわモコモコニット。
カットした髪の毛が付着したとき、毛を取りにくいと美容師の間で不評なんです。
先日も、
「ニットについてしまった髪の毛をブラシで落とそうとすると余計絡みついてしまって。お客様の許可を得てガムテープで髪の毛を取ろうとしたらニットの毛がたくさん抜けてしまうという事態に。非常に気まずい空気になって泣きたくなったよ…」
という話を聞きました。
ふわふわモコモコニットはかわいいですが、美容院に行くときはできるだけ着ないようにしましょう。
アクセサリーにも注意!髪の毛やケープが引っかかるアクセサリーは避けよう
美容院に行く際、ゆらゆらとぶら下がるタイプのピアスやフジンジピアスなど、髪の毛が絡みやすい・ケープやタオルがひっかかりやすいデザインのアクセサリーは避けた方がいいです。
もちろんお出かけの予定がある場合などは付けていってもいいですが、美容師に「外してほしい」とお願いされたら快く対応しましょう。

ピアスに関しては痛い思いをしないための自衛ですね。
他にも、ネックレスはカラー剤やパーマ剤を襟足に塗るとき邪魔になりがち。
ネックレスに薬剤がつくと変色することもあるため、外していくのが無難です。
忘れ物に気をつけて
美容院ではアクセサリーを外してもらった際、一時的に入れておくための小箱類が席に置いています。
ここに入れたアクセサリー…実は忘れていく人が結構多いんです。
すぐに気づけばお客様にお知らせできますが、気づかずに時間がたち行方不明になることもしばしば。
全てのメニューが終わって席を立つときは、忘れ物がないかしっかり確認してくださいね。
美容院に行くときにおすすめの服装
続いて、逆に美容院に行くときに適している服装について聞いてみました。
ポイントは【なりたいイメージに合う】服装で行くこと。
例えば、
- ラグジュアリー系にしたいのにスウェット
- ボーイッシュにしたいのにガーリーな服装
で美容院に行くと、美容師もイメージ作りに苦戦してしまいます。
普段着よりもお出かけ時・ON時の服装で
美容院は癒しの時間を提供すべきで、リラックスできる服装で行くのは構いません。
しかしいくらリラックスできるからと言って、部屋着で行くのはNG。
友達・恋人とのお出かけ時の服装や、出勤時の服装など”髪型を似合わせたい”服装を選びましょう。
それが仮に、今の髪型に似合ってなくてもOK。

万が一の汚れに備えて色・形・価格帯を考えよう
美容院ではカラー剤・パーマ液などの薬剤を使用しますし、カットの場合もシャンプー時に液体を使用します。
薬剤や液体は飛び散ることがあり、ケープで守っていても100%洋服を汚さないという保証はありません。
万が一のトラブルに備え、汚れや濡れが目立たない色味の服を選び、高級すぎる服は避けたほうが無難です。

カットした髪の毛が取りやすい生地がマスト
カット後は服に髪の毛がつきがち。
専用のブラシやコロコロローラーなどで髪の毛を取りますが、髪の毛が刺さったり絡んだりする素材だとたいへんな労力を要します。
ベストなのは、ブラシで撫でれば髪の毛が取れるような、フラットな素材の服。

【まとめ】美容院に行く前に美容師目線で服装をチェックしよう
美容院に行く前、美容師目線で「作業がしやすいか」全身をチェックすると、自信をもって美容院に行けるはず。
今回ご紹介した、
- タートルネック
- パーカー
- ハイブランドの服
- セクシーな服
- 白い服
- もこもこニット
以外にも、細かい部分を見ていくと、美容師が困るアイテムは意外とあるもの。
立ち姿だけでなく座ったときの自分も想像してみて「美容師の立ち回りを邪魔しないかどうか」イメージしてみましょう。
美容院はきれいになるための場所。
美容師に気分よく作業をしてもらい、納得いく自分になるためにも、客としてある程度の気遣い・配慮ができるといいですね。