夏の強い日差し、冬の乾燥…髪の毛は1年中あらゆるダメージを受け止めているため、どうしてもパサつきがちになります。
また、年齢とともにつやが失われてしまうことも多く、高品質なシャンプーを使っても髪のツヤが戻らないと悩んでいる方もいますよね。
実はその悩み、髪の毛の洗い方を見直すと解決するかもしれません。
実際、「高品質なシャンプー×雑な洗い方」という組み合わせよりも「プチプラシャンプー×正しい洗い方」の組み合わせの方が髪の毛がきれいになります。
そこで本日は、
髪の毛のつやが戻る!正しいシャンプーの方法
をわかりやすくまとめました。

シャンプーの量は"やや控えめ"がおすすめ
シャンプーの量は髪のつやを大きく左右する要素なのですが、「泡立たないときはどんどんシャンプーを足す」という人が多いのが現状。
しかしシャンプーは髪の毛や頭皮の汚れだけでなく、髪の毛や頭皮のうるおいまで奪ってしまうので洗いすぎはよくありません。
そのため、市販のシャンプーの使用量は一般的に…
ショートヘア | ミディアムロング | ロングヘア | |
シャンプー量の目安 | 10円玉くらい | 500円玉くらい | 10円玉2枚分くらい |
と言われています。
ただ、この使用量の目安は粘土の高い(手に取った時0.5~1cmくらいの厚みになる)シャンプーの場合。
サラサラとしたタイプのシャンプーなら
ショートヘア | ミディアムロング | ロングヘア | |
シャンプー量の目安 | 1プッシュ | 1.5プッシュ | 2プッシュ |
を目安にするとよいでしょう。
もちろん、毛量によって多少増量が必要になることもあると思います。
その際は、頭皮の調子や髪の毛のうるおい具合をチェックして「乾燥しすぎ」だと感じる場合は料を少しずつ減らしてベストな量を見つけてみてください。

泡立ちの悪いシャンプーなら、ボディやフェイス用の泡立てグッズを使い、低濃度で髪の毛や頭皮にやさしい泡を作る努力をしていましょう。
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髪のつやがよみがえる!正しいシャンプーの方法
髪のつやをよみがえらせるシャンプーの方法は次の通り。
- ブラシで髪をとかす
- ぬるめのお湯×弱めの水圧で髪を3分以上濡らす
- ロングヘアの場合、毛先にコンディショナーを少量つける
- シャンプーをしっかり泡立てる
- 指の腹を使って丁寧に"頭皮を"洗う
- ぬるめのお湯でしっかりすすぐ
- 髪の水気を軽く切る
- コンディショナーを髪の毛の根元につかないよう髪全体になじませる
- コンディショナーをぬるめのお湯×弱めの水圧でしっかり洗い流す
ポイントは、とにかく髪の毛や頭皮へのダメージを最小限にすること。
また、髪の毛や頭皮に余分な成分を残さないことが大切です。
天パ×くせ毛でもつやが出てきた
実は天パでくせ毛の私は髪のパサつきが半端なく、どんな高級なトリートメントを使っても全くつやがよみがえりませんでした。
しかし、正しいシャンプー方法を試して1週間。

そして予想外の効果だったのが、スタイリング剤を使う量が減ったこと。
つやがある分少量のスタイリング剤でも髪の毛がきれいに見え、まとまりやすいので「もっと早く正しいシャンプーの仕方を試せばよかった…」と後悔しました。
石油系合成界面活性剤不使用のシャンプーで乾燥対策
正しいシャンプーの方法を試しても、高品質なシャンプーを使ってもなかなか髪の毛のつやが戻らないという日補は、一度髪の毛や頭皮にやさしいシャンプーを使ってみるのもおすすめ。
髪の毛や頭皮にやさしいシャンプーの見分け方の目安として、「ラウリル・ラウレス」という言葉が含まれていないシャンプーを選ぶのが一番わかりやすいので、シャンプーを購入する際はぜひ一度成分表示を確認してみてください。
というのも、ラウリル硫酸系の成分はは石油系合成界面活性剤で、洗浄力がとにかく強い!
汚れがよく落ちるのは間違いないのですが、頭皮や髪の毛にとって洗浄力がやや強すぎるのが欠点です。
ラウレス硫酸系の成分も同様の理由で避けるべき成分。
ただ、ラウリル硫酸系の洗浄成分よりラウリル硫酸系の洗浄成分の方が洗浄力はやや弱め。

ポイント
ラウリル硫酸系やラウレス硫酸系の洗浄成分は、ヘアカラー成分まで洗い流すほど強力な洗浄成分です。
ヘアカラーを長持ちさせたい方は、ラウリル硫酸系・ラウレス硫酸系の成分が入っていないカラーケア専用シャンプーを使うことをおすすめします。
しかし残念なことに、市販されているほとんどのシャンプーには、このラウリル硫酸系・ラウレス硫酸系の成分が含まれています。
ただ、ドラッグストアやスーパーでも見かけるプチプラシャンプー「いち髪」は優秀。

シリコン入りシャンプーでつやがよみがえることもある
一時期ノンシリコンシャンプーが流行し、シリコンは髪に悪い!というイメージが広がりましたよね。
この時私もノンシリコンシャンプーを使用していました。が、

シリコンが悪い理由の1つとして、よく「毛穴を塞ぐから」と言われますが、実は100%正解とは言えません。
Q シリコーンは、毛穴に詰まったり、髪や頭皮にダメージを与える物質なんですか?
A そのような事実はありません。
シャンプーに配合しているシリコーンは、非常に細かい粒子のため、毛髪に過剰に付着することはありません。(中略)よって、シリコーンが地肌や毛髪にダメージを与えるという事実はありません。
また、ノンシリコンのシャンプーを使った後、髪が少しごわごわしたりきしんだ経験はありませんか?
私の担当美容師のカウンセリングによると、私の髪の毛のダメージはノンシリコンシャンプーを使ったことも原因の1つかも?という話でした。
シリコンの役割は、髪の毛のごわごわやきしみをなくし、指通りをよくすること。
シャンプーにもコンディショナーにもシリコンが含まれていない場合、結局髪はずっとごわごわ、きしきしのままになってしまい髪の毛同士がお互い摩擦を与え続けている状態に…。
それでも美しい髪を保てる、健康な髪を持っている方はいいのですが、やはり、ダメージが蓄積された髪で悩んでいる方には、ノンシリコンシャンプーはおすすめできません。
正しいシャンプーで美しいつや髪に
美容院帰り、トリートメントをしてなくてもいつもより髪の毛がきれいになっていると感じたことはありませんか。
実はこれ、美容師のシャンプーが上手だからというのも1つの大きな理由です。

美容院帰りのような美しい髪の毛を毎日のシャンプーから作り出してみませんか。
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